上田秀人先生が手掛けた大人気大河時代小説「水城聡四郎」シリーズの最終章『惣目付臨検仕る』の単独での第7巻は刊行されません。直近の第6巻『意趣 惣目付臨検仕る(六)』が2024年4月10日に発売された後、第7巻となるはずだった上田秀人先生の生前最後の未発表原稿は、2026年2月10日に発売された光文社文庫の傑作選『飛躍 水城聡四郎シリーズ傑作選』に特別収録されました。
ネット上では「7巻の発売日はいつなのか」「続きはどうなったのか」と気になっている読者も多く見られます。本記事では、第7巻の未発表原稿が収録された『飛躍』の詳細をはじめ、水城聡四郎シリーズの壮大な歩み、そして上田秀人先生のファンにぜひ読んでほしいおすすめの本格時代小説まで詳しく解説します。
『惣目付臨検仕る』7巻の発売日は?幻の未発表原稿を読む方法
『惣目付臨検仕る』は、第6巻『意趣』をもってシリーズ本編の単独刊行に幕が下ろされました。そのため、単行本・文庫本としての「第7巻」が今後単独で出版される予定はありません。
しかし、ファンにとって待望となる第7巻に相当する未発表原稿は、2026年2月に光文社文庫より刊行された『飛躍 水城聡四郎シリーズ傑作選』にて読むことができます。上田先生が生涯最後に遺した貴重な筆跡が収められており、聡四郎の最後の雄姿を見届けるための必読書となっています。
水城聡四郎シリーズの集大成!『飛躍』に収録された最後の原稿
シリーズ傑作選『飛躍』の魅力と、そこに込められた水城聡四郎の集大成としての見どころをご紹介します。
第7巻となるはずだった貴重な原稿の特別収録
『飛躍』には、上田秀人先生が生前最後に執筆された「惣目付臨検仕る」シリーズ第7巻の原稿がそのまま特別収録されています。未完でありながらも、緊迫感あふれる剣と政(まつりごと)の駆け引きが鮮烈に描かれており、長年の読者にとってかけがえのない一冊です。
部屋住みから惣目付へ駆け上がった水城聡四郎の軌跡
旗本家の部屋住みの四男坊という身分から、勘定吟味役、道中奉行副役、そして江戸城中すべてを監察する惣目付へと抜擢された聡四郎。本書では、歴代シリーズの名場面や重要エピソードが厳選されており、聡四郎の成長と戦いの歴史を一気に振り返ることができます。
八代将軍・徳川吉宗と聡四郎が目指した幕政改革
八代将軍・徳川吉宗の厚い信任を受け、既成権力や城中の澱(おり)に立ち向かい続けた聡四郎。一放流の鋭い太刀筋とともに、幕政の闇を断ち切ろうとした男たちの熱き信念が全編を通して胸を打ちます。
『惣目付臨検仕る』全6巻の歩みとストーリーの魅力
『惣目付臨検仕る』は、娘を取り戻した聡四郎が吉宗から新たな重職を命じられ、江戸城内の老中や目付たちすべてを相手に臨検・監察を行う緊迫のポリティカル・サスペンスです。
第1巻『抵抗』から第6巻『意趣』に至るまで、城内を牛耳る悪徳役人たちを改易へ追い込み、命を狙う刺客を一放流の秘剣で退ける息詰まる攻防が描かれました。緻密な時代考証と重厚な人間ドラマは、上田秀人作品の中でも屈指の完成度を誇ります。
『惣目付臨検仕る』好きにおすすめの上田秀人・本格時代小説
水城聡四郎の活躍に魅了された読者へ、合わせて読むことでさらに世界観が広がる上田秀人先生の代表作をご紹介します。
勘定吟味役異聞
水城聡四郎の原点となる記念碑的シリーズ『勘定吟味役異聞』は、部屋住みの青年がひょんなことから勘定吟味役に抜擢され、幕府財政の闇に挑む物語です。知謀と剣術を武器に巨大な陰謀を暴いていく爽快感は格別です。

聡四郎巡検譚
道中奉行副役となった聡四郎が全国の街道や宿場町を巡る『聡四郎巡検譚』は、各地にはびこる不正を正しながら旅を続ける人気シリーズです。街道ごとの情景描写や多彩な刺客との立ち回りが存分に楽しめます。
お髷番承り候
上田秀人先生のもう一つの傑作シリーズ『お髷番承り候』は、将軍の髪を結う「お髷番」という特殊な役職を通じて幕府の権力闘争に巻き込まれていく異色の時代サスペンスです。緻密な政治劇と迫力ある剣戟アクションを味わいたい方に最適です。
『惣目付臨検仕る』に関するよくある質問
『惣目付臨検仕る』第7巻は単独で発売されますか?
いいえ、単独の第7巻としては刊行されません。第6巻『意趣』が本編最後の単行本となり、未発表原稿は傑作選『飛躍』に収録されています。
水城聡四郎シリーズを読む順番はどうなっていますか?
『勘定吟味役異聞』から始まり、『御広敷用人 大奥記録』『聡四郎巡検譚』、そして最終章『惣目付臨検仕る』の順に読み進めるのが最適です。聡四郎の出世と激闘の軌跡を年代順に堪能できます。
最後の未発表原稿はどの書籍で読めますか?
2026年2月に光文社文庫より発売された『飛躍 水城聡四郎シリーズ傑作選』に特別収録されています。全国の書店や電子書籍ストアで購入可能です。
まとめ
本記事のポイントは以下の通りです。
- 『惣目付臨検仕る』第7巻の単独刊行はなく、第6巻『意趣』が本編の最終巻となった。
- 生前最後に執筆された幻の第7巻原稿は、2026年2月に発売された『飛躍 水城聡四郎シリーズ傑作選』に特別収録されている。
- 光文社文庫より刊行中の『勘定吟味役異聞』や『お髷番承り候』など、上田秀人先生の重厚な時代小説を楽しむのがおすすめである。
江戸の闇に鋭い太刀筋で立ち向かい、多くの読者を熱狂させた水城聡四郎の物語。上田秀人先生の集大成である傑作選『飛躍』を手に取り、聡四郎が駆け抜けた壮大な歴史活劇の感動を胸に刻みましょう!


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