いちのへ瑠美が手掛け、第48回講談社漫画賞(少女部門)を受賞した大人気青春群像劇『きみの横顔を見ていた』は、2026年4月発売の第5巻で本編が完結し、同年7月13日に番外編を収録した単行本第6巻をもって堂々の完結を迎えました。講談社の「別冊フレンド」にて連載された全6巻の物語は、多くの読者に惜しまれつつも美しい大団円で幕を下ろしています。
高校1年生の男女4人、全員が主人公であり、全員が誰かに片想いをしているという斬新なリレー形式の群像劇。相手の視線が自分以外の誰かに向けられている切なさや、言葉にできない思春期の心の揺らぎを丁寧にすくい上げた本作は、SNS上でも「令和少女漫画の最高峰」として絶賛されました。本記事では、本作が完結に至った背景や最終回で描かれたそれぞれの想いの着地点、アニメ化に関する最新動向、そして本作のような繊細な片想いストーリーを愛する読者に向けたおすすめ漫画までを一挙解読します。
『きみの横顔を見ていた』全6巻で完結した物語と最終話の軌跡
各話ごとに視点人物が入れ替わり、複雑に絡み合う4人の心情を多角的に描き抜いた本作。第5巻の本編完結と第6巻の番外編にかけて描かれた結末のポイントを3つに整理して解説します。
1. 4人の主人公たちが辿り着いた「恋の答え」
平凡を自認する光、学年一の美少女・麻里、真っ直ぐで不器用な大谷、そして心に影を抱える朝霧。一方通行だった4人の想いは、ぶつかり合いやすれ違いを経験する中で、少しずつ形を変えていきました。誰かと結ばれることだけがゴールではなく、相手の横顔を見つめ続けた時間が自らを成長させ、相手を純粋に尊重できるようになった彼らの姿は、読者に深い感動を与えました。
2. 第5巻で描かれた本編ラストと第6巻の番外編
物語の主軸は第5巻のラストで鮮やかなピリオドを打ちましたが、最終第6巻には別冊フレンド本誌で掲載された珠玉の番外編が余すところなく収録されました。本編の裏側で動いていたサブキャラクターたちの細やかな心理描写や、高校生活のその後の空気が温かく補完され、作品全体がより一層奥行きのある名作として完成しました。
3. なぜ本作の完結は高く評価されたのか
少女漫画にありがちな安易な四角関係のドタバタに陥ることなく、登場人物一人ひとりの尊厳や痛みに徹底的に寄り添った構成が高く評価されました。全員が愛おしく、誰も否定されない優しい筆致が最後まで貫かれたことが、多くのファンに「一生手元に置いておきたい作品」と言わしめる理由です。
アニメ化の最新動向とメディア展開の現状
第48回講談社漫画賞を受賞したことで映像化への期待も高まっている本作ですが、アニメ化に関する動向について解説します。
テレビアニメ化に関する公式発表
現時点で『きみの横顔を見ていた』のテレビアニメ化に関する公式アナウンスは発表されていません。全6巻というコンパクトかつ洗練された話数構成は、1クール(全12話〜13話)のアニメーションとして映像化するのに極めて適したボリューム感を持っています。
今後の映像化企画への期待
近年、講談社漫画賞を受賞した青春・恋愛作品は高い確率でアニメ化や実写ドラマ化へと発展しています。光や大谷たちの視線が交差する繊細な演出は映像映えすること間違いなく、完結後もメディアミックスの吉報を待つ読者の声が後を絶ちません。
『きみの横顔を見ていた』好きにおすすめの切なくリアルな青春漫画3選
誰かの横顔を見つめる切なさや、胸の奥がきゅっと締め付けられるようなリアルな心理描写に心を奪われた読者へ、同じ感動を味わえるおすすめ漫画を3本紹介します。
君は春に目を醒ます
難病の治療のため人工冬眠(コールドスリープ)に入った憧れの幼馴染と、彼を待ち続けて同級生となった少女の恋を描く『君は春に目を醒ます』。時間のズレによって生じる立場の逆転や、お互いを大切に想うがゆえの葛藤が繊細なタッチで描かれています。静謐な空気感と切ない片想いの情緒を堪能したい読者に真っ先におすすめしたい一作です。

スタジオカバナ
真面目な女子高生が、学校では非行少年と噂される同級生が音楽スタジオで切なく愛の歌を歌う姿を目撃したことから始まる『スタジオカバナ』。年上の女性への叶わぬ恋に苦しむ男子高校生と、彼を密かに見守るヒロインの距離感は、まさに本作の持つほろ苦い青春の痛みと深くシンクロします。

ごめんね初恋
思春期特有の自意識やすれ違い、伝えられない想いを瑞々しい筆致で切り取った『ごめんね初恋』。キラキラした恋愛の裏側にある不器用な感情の摩擦や、誰かを特別に想うことの眩しさと痛みを丁寧にすくい上げる作風は、本作の群像劇に心を揺さぶられた読者の胸に深く刺さります。
『きみの横顔を見ていた』に関するよくある質問
Q. 単行本は何巻で完結していますか?
全6巻で完結しています。第5巻で本編のメインストーリーが締めくくられ、2026年7月13日に発売された第6巻に番外編エピソードが収録されて完全完結となりました。
Q. 途中で打ち切りになったり休載が続いた時期はありますか?
打ち切りではありません。作者の体調管理や構想のための充電期間を挟みつつも、当初のプロット通りに4人の青春を最後まで描き切った円満完結です。
Q. 最終的に誰と誰が付き合いましたか?
作中では単純なカップル成立の形だけにこだわらず、互いの気持ちを伝え合い、それぞれの心境の変化と新たな一歩が描かれました。4人の成長を見守る読者にとって最も納得のいく美しい結末となっています。
まとめ
本記事のポイントは以下の通りです。
- いちのへ瑠美による『きみの横顔を見ていた』は2026年に単行本全6巻で美しく完結を迎えた
- 第5巻で本編が完結し、2026年7月発売の第6巻にて番外編が収録されて大団円となった
- 第48回講談社漫画賞を受賞した評価の高さから、今後のアニメ化やメディア展開への期待も大きい
- 繊細な片想いを描いた『君は春に目を醒ます』など、心揺さぶる青春漫画も必読である
誰もが経験したことのある、届かない視線の切なさと温もりを描き切った『きみの横顔を見ていた』。全6巻という手に取りやすいボリュームの中に凝縮された純度100%の青春を、ぜひコミックスのページをめくって体験してみてください。

